JAHDの活動が新聞に掲載されました

信濃毎日新聞 2006年7月24日
四国新聞 2006年7月24日
熊本日日新聞 2006年7月31日

に記事が掲載されました。 記事を見る(PDF 393KB)

記事内容は下記の通りです。
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遺伝病の犬を減らそう 
 診断・登録システム整備  適正な繁殖目指す 

 遺伝病に苦しむ犬を減らそうという取り組みが、有志の獣医師らを中心に進んでいる。三年前にNPO法人「日本動物遺伝病ネットワーク」(JAHD)を設立、遺伝病の診断や、個別の犬の疾患情報を登録する事業をスタートさせた。「多くの犬を登録し、繁殖にこのシステムを利用することで、遺伝病の犬の増加を防げる」と愛犬家らに協力を呼び掛けている。
 運び屋≠フ恐れ
 犬の遺伝病は四百五十種類を超える。JAHDはこのうち、股(こ)関節が緩んで変形し、関節炎を起こす「股関節形成不全」など三つの代表的な遺伝病を対象に診断と登録を行っている。
 これらの病気は複数の遺伝子が関与しており、遺伝の仕方が複雑だ。自分や両親、祖父母が発症していない犬でも遺伝の素因を持ち、病気の運び屋≠ノなっている可能性がある。危険度は、近親犬の発症状況を調べることで分かるという。
 JAHD代表の獣医師陰山敏昭さんは「純血種の犬は百パーセント人間が関与して作り出しており、遺伝病も人間に責任がある。繁殖には遺伝病の発症のない血統や、少ない血統を選ぶことが重要です」と話す。

 人気の陰に病気
 陰山さんは以前から、特定の犬種に人気が集まると、股関節形成不全の犬が増えることが気になっていた。「ブームで急激に頭数が増えるのは、犬の遺伝病情報を把握することなく、ブリーダー(繁殖家)が無理な交配をしている証拠です」と陰山さんは指摘する。
 同時に「犬はブランド物のバッグではない。飼う側も真剣に犬のことを考えれば、ブームなんて起きるはずがない。問題のあるブリーダーは、需要があるから出てきた側面もある。飼う側も意識を高めなければ」とも。
 陰山さんらはJAHD設立前の二〇〇一年、人気犬種の一つ、ラブラドルレトリバーについて股関節形成不全の有無を調査した。すると、二百頭余りのうち実に46・7%に異常があることが分かった。「同様の調査で米国は11・7%、スウェーデンは19%。日本は異常に高率」と陰山さん。
 牧羊や狩猟など、目的に合わせて特徴ある純血犬を作り続けてきた歴史を持つ欧米では、もともと犬の遺伝病に対する意識が高い。既に一九六〇年ごろから遺伝病の診断や登録のシステムを構築し、遺伝病減少にも成功した。日本との大きな差は、その結果だという。

 5―10年後に成果
 正確な診断は犬にとって大きな意味がある。先の調査で股関節形成不全により関節炎になっていたラブラドルレトリバーの飼い主のうち、病気に気付いていなかった人はほぼ半数。関節炎が進行して手遅れになる前に気付けば、運動をコントロールしたり、薬を使ったりして治療できる。
 陰山さんは「少しずつだが、犬にかかわる人たちの遺伝病に対する意識は高まりつつある。遺伝病減少の成果を出すためには五年、十年かかると思うが、人と犬の健全で豊かな関係につながるはず」と話している。

 JAHDのウェブサイトは http://www.jahd.org/
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    .................などJAHDの取り組みについて分かりやすく解説しています。

日本動物遺伝病ネットワークでは、このような社会啓蒙活動を常に行っております。